26年6月25日・26日 水窪小学校4・5年生の校外宿泊訓練が水窪町西浦の「田楽の里」で行われました。

山に生きる会は 前の日(25日)に、徳久保の巨木ネズコの見学付き添い、次の日(26日)は、箸・スプーンづくりの指導を担当させていただきました。

徳久保へは くるまで50分 ジグザグの急な斜面をおよそ2時間登ってやっと到着。

心配された山ビルや雷雨も大したことなく 児童全員 樹齢推定800年、樹囲7.5m樹高27mの巨木ネズコに感嘆することができました。ここには数十年前まで炭焼きなどをして暮らしていた民家がありました。



途中の塩沢集落では 門谷小学校跡にて子供のころ住んでいたという人々のお話を聞きました。

今は北区に住んでいてここにバンガローを作り、時々来ているという鈴木さんは 子供のころ学校へ行くのに2時間も歩くため 朝暗いうちに家を出なければならなかった。

熊崎さんは 小和田駅まで 1時間歩いて電車で佐久間中学へ通った。帰りは夜9時ごろになった。

山に生きる会自然観察員鈴木智明さんは父の赴任により3年から6年まで住んでいたと、その時の様子を話されました。

キャンプファイヤーなどをして宿泊した田楽の里施設

2日目は 箸づくりとスプーンづくりに分かれて体験をしました。

箸づくりでは 家の人にプレゼントするんだと 2膳・3膳とがんばる児童も多くいました。水窪の児童は優しい所があるんですね。

12種類ほどの樹種から選ぶのですが、栃ノ木やケヤキは硬くて大変でした。

イチョウを選んだ児童は「イチョウは胃腸にいい調子」などとギャグを飛ばしていました。

スプーンづくりでは 根のいる作業ですが 自然の木の枝の曲りを利用 一本一本すべて異なり個性のあるスプーンができました。

宿泊訓練に参加した児童らから お礼のしおりが
届きました。