キンバイソウ


NPO法人山に生きる会では この度、静岡県農林技術研究所、森林・林業研究センター 上席研究員 加藤徹氏をお招きして水窪の自然と植物について研修会を開催しました。


水窪は静岡県でも西北部に位置し南アルプスの南にあり長野要素の南端、愛知要素の東端とかさなり、両方の植物が存在するということです。
静岡県でも他所に無い植物が水窪にはたくさん存在するといいます。

伊勢湾周辺や西日本に多い愛知要素
シロモジ
ミカワチャルメルソウ
エンシュウツリフネソウ
コツクバネウツギ
ワタムキアザミ
ウラジロギボウシ
オオヤマレンゲ
絶滅寸前、絶滅危惧種

内陸部や日本海側に存在する長野要素
シラカバ
キョウマルシャクナゲ
タムシバ
キバナイカリソウ
レンゲツツジ
シナノオザクラ
ハシドイ
オオヤマレンゲ

ギンロバイ
絶滅危惧種
キバナイカリソウ
日本海側の分布
ヒトツバカエデ

なんとなく 水窪に多い植物
イラモミ
アサダ
ツクバネ
ハクサンハタザオ
マンサク
エドヒガン
ミヤマフジキ
ヒトツバカエデ
トチノキ
ウラジロヨウラク
アオフタバラン
ヒトツボクロ
エドヒガンザクラ















(レッドデータ種なども多く確認されている)

ミサクボシダ
イチイ
ヒゲネワチガイソウ
ビランジ
フクジュソウ
セツブンソウ
ヤワタソウ
ホソバツルリンドウ
キンセイラン
キソエビネ
コアツモリソウ
キンバイソウ
水窪だけに自生している?
水窪の石灰岩地・岩場・痩尾根・樹上などに多くの貴重な植物が自生。



浜松市の最高峰 中ノ尾根山付近で1971~1974に調査して確認した植物が 約30年後の2004~2006の調査でも95%が確認されたということで ここには地球温暖化の影響はなさそうだというお話でほっといたしました。
水窪には、他所に無いような貴重な植物が非常に多く存在することを知り、これを末永く絶やさないように守っていく必要があると感じました。
撮るのはいいが、採ったり 盗ったりしないこと、そして、鹿を減らすことも必要です。