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水窪町西浦地区には奈良時代から受継がれている「西浦田楽」という祭があります。
これは五穀豊穣・家内安全を祈って行われる祭りです。
能衆(先祖代々祭を引継いでいる当事者)は一子相伝でその家の役割を担ってきました。
しかし、今、この中山間地は産業が無くなり、毎年どんどん人口が減っています。
能衆も人の子、仕事がなければ生活して行く事ができません。
「西浦田楽」の担い手も減っていく中、長男だけが受継いでいた舞を次男・三男も舞う事となりました。
それでもこの少子高齢化の中で祭を維持する事はとても大変です。
西浦地区の住民の賛同を得て発足した「西浦区民交流の場管理組合」は、
以前からあった「田楽の里」という木造平屋の建物と「田楽の里」という呼称を受け継ぎました。
補助金等は一切なく、一般の皆様からの「田楽の里」の利用料や催し物の参加費等で資金を調達し、
建物の維持管理をしながら、都市部の方々との交流を通じて西浦地区の活性化を図る事、
「西浦田楽」の存続と継続的発展に寄与する事等を目的に活動を進めております。
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