太田道灌は鷹狩りにでかけて俄雨にあってしまい、
路傍の農家にかけこみました。
道灌が「急な雨にあってしまった。
みのを貸してもらえぬか。」と声をかけると、
少女が出てきてさしだしたのは、
みのではなく山吹の花一輪でした。

その夜、道灌がこのことを語ると、近臣の一人が
「七重八重 花は咲けども山吹の
(実)みのひとつだになきぞかなしき
という歌があります。
その娘はみのひとつない貧しさを山吹に例えたのでは
ないでしょうか。」
と言われ 道潅は自らの不明を恥じ、
その後 歌道に精進したということです。

 
 NPO法人山に生きる会は2025年2月24日
みの作りの講習会を開催しました。

太田道灌の話に出てくる みのは
雨をしのぐレインコートのような大きな
みのですが
講習会で作るのは 夏の日照りの暑さから
背中を覆う「背中みの」と呼ばれる
小さなみのです。
 
 
 長さ 1.5mほどの紐を結んで輪にして
足の指に挟む。

 わら3~5本の根元側を紐の間に
上から15cm程差し込んで、
穂先側をねじって撚りをかけながら 
手前の紐をひと廻りして
下から紐の間を通して先方側に倒す。

ここで わらの撚りと反対方向に 束を
1回転する

 
 
 
 
これを背巾になるまで繰り返し 
2本のひもを引っ張り結んで綴じます。
 
 
 
 
 
 
 
次に5cm程の所を1.5m程の紐で縛り
綴じていきます
 
 
 
 
 
 次には 穂先側のみを綴じて行きます
 
 
 
 新しくわらを追加して綴じていきます
10cm位の所へ元を少し出して1束(3~5本)づつ
縛りながら止めていきます。
 
 
 
 
 
 
 
 新たに追加したわらの綴じた部分から折り返して
止めていきます
 
 
 
 
大きくはみ出たところを切り捨てます。 
紐をつけて 背負えるようにします。